
長芋特有の毛や毛穴がほとんど無く、肌もすべすべで見た目がとても綺麗なのが特徴です。
皮を剥かずにそのまま食べられますので、調理・加工適性に優れ、ゴミがでないのも良いと思います。
味の方はと言いますと、甘みがありフルーティーとのこと。まだ食べたことのある人がごく少ないため何とも言えませんが、土臭さのようなものはほとんど無く、何も付けずに皮ごと食べてもおいしいと評判です。

「和稔じょ」最大の難点は、見た目が綺麗なため収穫傷などが目立ってしまうことです。農家さんも収穫時はすごく丁寧に掘ってくれますが、何しろ土から掘り出すわけですから、多少の傷はどうしてもついてしまいます。ナガイモは、ダイコンやゴボウと違って先の方が太く折れやすいので収穫作業は見た目よりもずっとたいへんです。
「和稔じょ」が普及するためには、このかすり傷を消費者が理解してくれるかどうかがポイントだと思います。私達もなるべく傷を付けないような栽培・収穫方法を研究して行きたいと考えています。
ちっぽけな農協ですので、遺伝子組み換え(GM)などの技術は当然無く、突然やってきたこの「和稔じょ」を自然界からの贈り物だと思って、今後も大事に取り組んでいきたいと思います。

地元新聞 : 十勝毎日新聞社による紹介 2006/05
http://www.tokachi.co.jp/kachi/jour/06wanenjyo/index.htm